「駄作だ!」と叫んでみる。たまにはヒヨらずに。 [Books]
WARNING▶基本的な部分のネタバレっぽいのアリです。 読んでから怒らないように。
アマゾンのカスタマーレビューだとかを見て評価が高かったりしたらついついヒヨってしまうのは誰にも責めることは出来ないだろう。 っつか、責めないでね。
だが、今回はヒヨらないのだ!
昔、トマス・H・クックの「緋色の記憶」を読んで、やられた!と思った。
そこから『記憶シリーズ』が4作ダダーっと出版され、僕は深みにハマっていく訳だ。
が、記憶シリーズといってもそれは別にシリーズでも何でも無い。
展開が一貫しているだけなのだが… あ、いやいや、展開が一貫していると言ってしまうと何だか“どれも同じ”という言ってはいけないワードをズバリ言ってしまっているようで、それはまた違うわけだが…。
う〜ん、ようするに事件は遠い昔に一応決着はついていて、ストーリーは過去へのフラッシュバックを巧みに使い、現在と過去を行ったり来たりしながら進行して思いもよらない真実に行き当たる…とまぁみんなこういう感じな訳だが あ、いやいやいやいや、違う違う。“みんなこういう感じ”ってポイントへ着地しちゃまずいだろ。 どうしよう。
面白く無い訳じゃ無いんだよ。ズッポリと一時期ハマったくらいだからね。
どういえばいいのか分らないけど、ま、読んだ人は解ってくれるだろうし読んで無い人は読んでくれ。←なんだこの文章。
と、驚いたことにここまでがまくら。
久々に「沼地の記憶」という新作を本屋で見つけたのだ。
で、迷うこと無く購入。すぐに読み始めたのだが、コレがなかなかページが進まない。
出社時は優雅に読書をするためにわざわざ各駅停車にまで乗って読書に時間を割いた訳だが、気がつけば熟睡している。
主人公が好きになれないわ、もったいぶったいくつもの伏線は作品に深みを持たせることも無く本筋になんら関係のない所で粛々と回収されていくわ、あ、やっぱそうなのネ!確かに“死んだ”とは、ど・こ・に・も・書いてなかったもんね、今回もっ!的後片付けだわ、トマス・H・クックを読み終わってこんなに途方に暮れたことは無かったわ。
860円返せよ。
と、あえて反旗を翻してネタバレっぽくやってみる。
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