逢魔ヶ時 夏の記憶 昨夜の記憶 [Life]
大したイベントも無くユルユルと過ぎ去って行った夏ではあるがそんな中で一つだけ未だに僕を不安にさせる記憶がある。
その日は仕事も早く終わりまだ明るいうちに帰路についた。
地元の駅に降り立ち自宅のある海側へと向かうのだが途中で大きな国道を横断する。
歩道橋があるのだがグルグルと階段を上るのがうっとうしくて歩道橋の支柱のたもとで信号が青になるのを待っていた。
逢魔ヶ時には良く無いモノに出会うという。
元々夜目が利かない方なのだがそれでなくとも逢魔ヶ時は何もかもの境目がぼんやりとする。
国道を走りすぎる自動車の騒音に混じってわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃと小さな音がする。
僕の立っている歩道橋の支柱のコンクリート基盤にスーパーで品物を詰めるような小さな半透明のビニール袋が口を縛って置いてあった。
その中身が見えないビニール袋がわしゃわしゃと音を立てて蠢いている。
何度か顔を近づけては見たが太陽も沈み昼の名残の光も闇に駆逐されようとしている逢魔ヶ時の歩道橋の下は僕の視力でどうにかなる世界ではなかった。
だがうっすらと黒っぽい複数のモノがビニール袋の中で蠢いているのだけは理解できた。
それを見続ける勇気もなくましてや触れる勇気などあろうこともなく既に青信号が点滅を開始していた長い横断歩道を僕は走って渡った。
… 何故今この話なのかというと、昨夜スティーブン・キング原作の「ミスト」なんていう救いの無い映画を見たからで…。
たまらんのだあの映画は。
どんなホラー&スプラッターetc.にも笑顔で「面白い!」と言える僕が、あの映画だけはもう二度と見たく無いのだ。
くだらんのでは無く、あの救いの無さは“たまらん”のだ。
あのDVDが我が家の棚に並ぶ事も無いし、TVで放送されても二度と目にする事も無いです。
ストーリーとは関係なく、あの手持ちビデオ風の揺れる画面&被写界深度の浅さも不快。
ただ、あの映画に出てくる異界のモノがこの夏の不気味な思い出を蘇らせたわけです。
データ待ちの間のお絵描きタイム&夏の総決算(えぇー!?) オワリ。
その日は仕事も早く終わりまだ明るいうちに帰路についた。
地元の駅に降り立ち自宅のある海側へと向かうのだが途中で大きな国道を横断する。
歩道橋があるのだがグルグルと階段を上るのがうっとうしくて歩道橋の支柱のたもとで信号が青になるのを待っていた。
逢魔ヶ時には良く無いモノに出会うという。
元々夜目が利かない方なのだがそれでなくとも逢魔ヶ時は何もかもの境目がぼんやりとする。
国道を走りすぎる自動車の騒音に混じってわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃと小さな音がする。
僕の立っている歩道橋の支柱のコンクリート基盤にスーパーで品物を詰めるような小さな半透明のビニール袋が口を縛って置いてあった。
その中身が見えないビニール袋がわしゃわしゃと音を立てて蠢いている。
何度か顔を近づけては見たが太陽も沈み昼の名残の光も闇に駆逐されようとしている逢魔ヶ時の歩道橋の下は僕の視力でどうにかなる世界ではなかった。
だがうっすらと黒っぽい複数のモノがビニール袋の中で蠢いているのだけは理解できた。
それを見続ける勇気もなくましてや触れる勇気などあろうこともなく既に青信号が点滅を開始していた長い横断歩道を僕は走って渡った。
… 何故今この話なのかというと、昨夜スティーブン・キング原作の「ミスト」なんていう救いの無い映画を見たからで…。
たまらんのだあの映画は。
どんなホラー&スプラッターetc.にも笑顔で「面白い!」と言える僕が、あの映画だけはもう二度と見たく無いのだ。
くだらんのでは無く、あの救いの無さは“たまらん”のだ。
あのDVDが我が家の棚に並ぶ事も無いし、TVで放送されても二度と目にする事も無いです。
ストーリーとは関係なく、あの手持ちビデオ風の揺れる画面&被写界深度の浅さも不快。
ただ、あの映画に出てくる異界のモノがこの夏の不気味な思い出を蘇らせたわけです。
データ待ちの間のお絵描きタイム&夏の総決算(えぇー!?) オワリ。
左のメッセージを送るから送れなかったので・・
やはりこちらから。。
拝見しました~!
すごいです!!
Hさんは早速参加の旨、TELしてましたよーー。(笑)
by NAKA・・・・ M (2008-10-09 09:05)
あー、一瞬誰かと思ったよ〜。
削除しかけたw
ありがとね。
by PS-STUDIOの番頭 (2008-10-09 09:46)
あ、今気づいたんですけど“すごいです!!”ってのは“凄いバカ”っていう意味の最上級の賛美の言葉ですね?
凄いバカの足もとにひれ伏しなさい。
by PS-STUDIOの番頭 (2008-10-09 10:00)
番頭さん、こんばんは!
I think of how to reply for few days... the first sight I feel it wrote by 村上春樹さん。 ^^
I like his <meet 100% girl> very much... その感じですね!
you are good at writing! friend...
however what it is, the memory all turn to beautiful feeling in the last... like the sunset...
by マスター パンダ (2008-10-09 21:22)
師匠ありがとありがと。
四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて っていう短編ですね。
へそ曲がりの僕は、“国民的作家”とかって言われると何だか手が出しにくくなってしまって、村上春樹は読んだ事が無いんですよ。
泣くほどの内容では無い短編なら立ち読みしてみようかな。
涙腺弱いもんで本屋で号泣は避けたいんです。
by PS-STUDIOの番頭 (2008-10-10 09:48)