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生と死の境い目に思う [娘と]

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叔父が脳溢血で倒れた。
もう物も食べれず、脳は徐々に死んでいっている面積を増やしていて、
今日明日の命かも知れないと長男氏から聞く。

僕が行った時は面会時間外であったので付き添いの家族はいなかったが、
身内という事で何の問題もなく病室へ入れた。

ベッドの叔父は相変わらずの見事な禿頭に厚くたくましい毛むくじゃらの胸板、大きな手をしていた。
叔母からは話しかけても本人は何も解っていないと聞いていたが、
「何してんのよーおっちゃん!」とにぎやかに声をかけながら握った僕の右手は握り返されたし、
目はしっかりと僕を見ていたし、
言葉にはならなかったが精一杯の声で僕に向かって何かを話しかけてくれたし、
成長した娘の顔もはっきり見てくれて、
僕が「また来るからな!」と言うと何度もウンウンとうなってくれた。
脳なんて死んでない。今日明日であってたまるか。

もしも僕が倒れても息をしている間は諦めずにずっと僕に話しかけてくれ。
僕は君の話をしっかりと聞いている。
心臓が止まって息をしなくなっても僕は君の声を聞いている。
帰り際、娘とそう約束した。


昨日のネタが1000の風で今日のネタがコレって、何だかですが、
生きるということを色々と考えさせられたので、あえて書きました。


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マスター パンダ

お大事に。悲しい話しですね。

I just remember when my grandmother passed, she holded my hand in her hand... buddha said: life is just in every breath. so let's love the families and the friends around us before too late.


by マスター パンダ (2010-03-15 13:47) 

PS-STUDIOの番頭

ありがとう。
きっと復活することを祈ってます。

by PS-STUDIOの番頭 (2010-03-15 23:12) 

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